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PDA遍歴

4月12日(日)

前回の続きです。

私はPDA好きでした。PDAとは、パーソナル・デジタル・アシスタントの略で、日本語訳では携帯情報端末と呼ばれたりします。スケジュールや住所録などの個人情報を管理するデジタル端末とゆうことですね。

PDAにも色々な種類があって、WindowsCE機、PalmOS機、 シャープ独自のZaurusOSを搭載したパワーザウルスが主な機種でした。

一応、ひと通り使いました。…そのせいで、随分と散財しましたが。

この記事では詳しい歴史や仕様ではなく、実際に使った感じを書いていきます。

前回も紹介したパワーザウルス。私が最初に買ったPDAです。



カードスロットを備え、デジカメや携帯接続キット、外付けキーボードなどのオプションがありました。液晶が綺麗で、使い勝手も良かったのですが、ほぼ完全に自己完結型で、アプリを追加する機能はありませんでした。別売りでパソコンと赤外線で接続するキットはありましたが、これが繋がらないこと。結局繋がったのは1度切りでしたねぇ。

次はWindowsCE機。

CE機の最初は、NECのモバイルギア。初代です。



特徴はキーボードを備えていることです。

WindowsCE機は、Windowsの簡易版OSを搭載した一連のシリーズで、各メーカーから数多くの機種が出ていました。WindowsCEもマイクロソフト製であり、Windowsとの相性がよく、Officeデータが扱えたのが便利でしたよ。パソコンとの接続が簡単で、繋ぐだけでデータの同期が始まり、アプリも色々ありました。パソコンからドライバーをインストールすればプリンターも使えたし、モデム標準装備でネットもOK。

ただしこのモバイルギア、いかんせん筐体が大き過ぎました。とてもPDAとは呼べないサイズで、ちゃんとしたWindowsパソコンの東芝リブレットより大きいんです。

東芝リブレット。



デカイ簡易版Windows機と、より小型でWindows95が使えたリブレット。電池持ちや価格の違いはありますが、私個人はリブレットに軍配が上がると思います。

次は、カシオのカシオペア兄弟。

カシオペアです。



この機種は、先のモバイルギアよりはるかに小型で、ちょっと長めの手帳サイズ。スーツの内ポケットにも十分おさまりました。画面はモノクロでキーボードも小さかったんですが、やはりカードスロットを備えており、通信カードを介して携帯と繋ぎ、インターネットの閲覧も可能でした。

まあ、WindowsCE機は、どれも基本的に機能は同じなんですけど。

反応がやや遅かったのを覚えています。

同じカシオペアでも、こちらはキーボード無し。



私が使ったのは、確かドコモ版で、テンキー型のキーボードが付属していました。ただ、このキーボード、入力の仕方が独特で、結局慣れずに終わりました。

写真はモノクロ版ですが、私が使ったのはカラー液晶でした。機能的には、普通のWindowsCE。筐体がやや厚く、ザウルスよりは収まりが悪かったですね。

WindowsCE機の最後は、シャープのテリオス。



このテリオス辺りから、各メーカーが、それまでの横長の画面から正方形に近い画面の機種を発売するようになり、表示できるデータが倍になりました。よりパソコンに近くなったんですね。

テリオスはポインティングデバイスを備え、パソコンライクな操作性を実現していました。私が便利に思ったのは、外付けでフロッピーディスクドライブが使えたことです。外部記憶装置が使えると、保存できるデータが増えますから。

また、大きな画面は、WindowsCE機の特徴だったOfficeファイルの扱いにも貢献していました。特にエクセルファイルなんかは、モバイルギアやカシオペアと比べ見やすくなり、オブジェクトやグラフ、セルの結合などを使わなければ、機能は十分でした。
カシオペア同様、カード経由の携帯接続でネットもFAXもできましたし、モジュラージャックも備えてあったので、電話回線が使えたんですね。

ただこのモジュラージャック、強度が不十分で、ちょっとぶつけただけで破損してしまいました。
それ以外は良かったんですがねぇ。

最後はPalm編。

私は、PalmOS機は、PDAとしては最も完成された存在だと今でも思っています。WindowsCEは、結局、最後までPalmを超えることはできなかったのではないでしょうか。
もちろん機能的にはWindowsCEに軍配が上がるんですが、何と言いますか、CE機はあれこれ詰め込み過ぎてたように思うんです。
対するPalmはシンプルで、ストック状態では最低限の機能しかありません。ですが、WindowsCEに比べ、有料無料含めてアプリの数は圧倒的にPalmが多く、その膨大なアプリを使い必要な機能を追加してカスタマイズしていくと、自分仕様の1台になっていくんですね。

痒い所に手が届くといった感じです。

アプリを使えばOfficeファイルも扱えましたし、限定的ですがFAXも送れました。スケジューラーアプリだけでも多彩なものがあり、WindowsCEライクな物からシステム手帳風まで選び放題。その他、乗り換え案内や地図、電話帳等々、専用の書籍が何冊も出るほどアプリは豊富だったんですね。絵文字作成アプリなんかよく使ったのを覚えています。

このPalmで特筆すべきは、紙の手帳に書く感覚を実現していた事です。

現在のスマホも含めて、この感覚を実現したのはPalmだけだと思います。

例えばスケジューラー。WindowsCEだと、スケジュール入力から新規を選び、時刻を設定し、内容を記入し、登録する、とゆう手順を踏むんですが、これがPalmだと、画面上の時間を区切る罫線をタップすれば入力状態になり、あとは内容を記入するだけ。登録も必要ありません。

考えてみると、一般の人が、分単位のスケジュールを必要とする場面てあまり無いと思うんです。もちろんPalmでも分単位のスケジュール入力はできますが、それより必要な時に、サッと書けた方が便利だと思うんです。Palmはそれができたんですね。

もちろん欠点もあります。画面が荒いとか、AV系に弱いとか。

ですが、手帳に特化したことで、Palmは成功しました。

最初に購入したPalm機は、Palm IIIc。



カラー液晶で、モノクロPalmより少し縦長、若干重かったです。それでもザウルスやWindowsCEに比べたらはるかに小型軽量。
ただ、日中の屋外では画面が見辛かったです。この辺りが、モノクロPalmが最後までラインナップから消えなかった理由かもしれません。

次はSONY製のクリエ。



SONY初のPalmデバイスだったんですが、この初期型クリエは画面が最悪だったんです。色が薄いと言いますか、とにかく日中の屋外では見辛い。てか、見えない。このモデルに関しては、モノクロの方が良かったです。

次がバイザー。


機能は普通のPalmOS機なんですが、最大の売りは、背面にスロットを備え、スプリングボードと呼ばれるカードを差し込むことで、色々な機能を持たせることができた点でした。
スプリングボードには、拡張ROMやモデム、デジカメなどがありました。

余談ですが、このバイザーは、映画チャーリーズ・エンジェルに登場してました。

逆襲のクリエ。



PalmOSをSONYが独自にカスタマイズ。解像度を倍に引き上げたハイレゾ仕様で、見辛かった画面も改善されました。この後もSONYは、精力的にクリエシリーズを展開し、中には折り畳み型でキーボードを備えたモデルもありました。

お次はPalmVx。



Palmデバイス、いえ全PDAの中で1番長く使ったモデルです。
機能は普通、モノクロ画面でしたが、そのデザインの美しいこと。薄く軽量で、カバーを付けると手帳と変わりませんでした。カバーを付けた状態で、ワイシャツのポケットに収めることができたので、いかに薄かったか分かると思います。

最後は、IBM製のワードパッドc505。



このc505は、だいぶ後になってから購入しました。確か中古で(モバイルギア以外全て中古でしたが)5000円くらいだったと思います。
Palmを使わなくなり、ブームも終わってから買ったc505
その頃は仕事が忙しく、ほとんど使う時間もない状態だったんですね。全てのPDAに言えることですが、仕事で使っていた訳ではないですから。

今では全く見なくなったPalm。でもPalmは、機会があれば今でも使いたい機械です。とはいえ、もう中古でもほとんどありませんし、あったとしてもマトモに動く機種が残っているかどうか。特にVxやc505は、構造的にバッテリーが交換できません。20年近く過ぎた現在、もし新品があったとしても、もうバッテリーがダメになっているでしょう。

PalmはMacの様に、世界中にファンがいたんですね。Appleが買収できなかったPalm社。一時代を築いたPalmOSですが、今は跡形もありません。寂しいことですが、これも時代ですね。

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