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不思議ちゃん1号

5月19日(月)

あれこれ作ってきたアルコールストーブ、殆ど失敗作なんで捨てる物も数多くあります。
せっかく加工しても、上下の重ね合わせで、裂ける、潰れる。完成しても思うような性能にならず部品取りへ。

こうした可哀想なストーブをいじくり回していたら、何だか不思議なやつが出来ました。

それがこちら。



単室加圧式と副室加圧式の中間のようなタイプ。

元の発想は、「副室加圧式の中筒を作るのは面倒。予備燃焼口を燃料で塞げば、隔壁なくてもよくなくね?」とゆうものでした。
もちろんこの目論見は、着火→燃料吹き出し、で、粉砕されましたが、予備燃焼口を小さく、主燃焼口を大きくする事で、単室でありながら副室的な燃焼をするのが分かりました。

ここでおさらい。

単室加圧式は、蒸発して外に出たアルコールのみ燃やします。



対する副室加圧式は、予備燃焼口で燃やした熱で隔壁の向こうのアルコールを沸騰させ、蒸発して外に出たアルコールと予備燃焼口内のアルコールを同時に燃やします。

副室加圧式。



単室でも副室でも、沸騰したアルコールが蒸気になって外に出て、それを燃やすのは同じなんですが、アルコールを蒸発させる熱源が、自分に無いのが単室加圧式、自分で持ってるのが副室加圧式です。

で、先ほどのストーブ。缶の底を二つ合わせ、中央に小さめな予備燃焼口と集熱ブースター、周りには、大き目な主燃焼口を12個開けてます。

これだけ見ると、単に穴を開けた缶の中でアルコール燃やすだけに思うかもしれませんが、主燃焼口からちゃんと蒸気が燃えてる炎が出ます。

着火直後。



弱々しい予備燃焼ですが、これで風があっても消えません。主燃焼口が大きいためか、風が来ると炎が缶の中に逃げて燃え続けます。

主燃焼。



割と大きな炎になります。

副室加圧式的に、主燃焼口から炎が出てるのが分かります。

難点は、主燃焼が始まるまで時間がかかる事ですね。5分ほどかかりますから。

500cc沸騰試験では、沸騰まで15分、40ccのアルコールで20分燃焼しました。

期待してなかったんですが、意外と使えそう。

何より、こんな簡単な構造と工作で、苦労して作った副室加圧式ストーブと、あまり変わらない性能が出るのがオドロキですね。

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